エビデントの主力製品である顕微鏡、工業用内視鏡は光学機器製品です。創業時から培われてきたレンズ・プリズムを主とする加工技術・技能は100年経過した今もエビデント長野に受け継がれ、各種製品に搭載されています。
事例:100年の歴史と最先端の光学技術が生み出す究極の対物レンズ
加工の流れ
レンズやプリズム部品は、製品の性能を直接左右します。材料を設計通りの寸法や形状にするだけでなく、所定のコーティングを施すことで、製品が狙う観察性能、測定精度を発揮します。 一般的なレンズ加工の流れを記します。
1.成型
材料を機械にセットし、所定の粗さ・球面に削る
2.研磨
透明でツヤのある球面になるように磨く
3.検査
レンズの精度を確認するため、干渉計と目視で検査する
4.心取り
光軸とレンズの中心軸を一致させるため、外周を切削する
5.コーティング
反射防止や表面保護などのため、表面に金属物質を蒸着させる
6.墨塗り
周辺から余計な光を遮断するため、墨を塗る
7.最終検査
匠の厳しいチェックを受け、1枚のレンズが出来上がる