エビデント顕微鏡画像コンテスト「第4回イメージ・オブ・ザ・イヤー」結果発表 ― グローバル最優秀はヒトデの幼生 ―
株式会社エビデント(本社:東京都新宿区、社長:エリック アンダーソン)は、全世界の顕微鏡愛好家を対象とした顕微鏡画像コンテスト「第4回イメージ・オブ・ザ・イヤー」において、入賞者を発表しました。入賞作品全15点と審査員はウェブサイト「第4回イメージ・オブ・ザ・イヤー」入賞作品ページにてご覧いただけます。
グローバル最優秀 「ヒトデの幼生」 Laurent・Formery(米国)
イメージ・オブ・ザ・イヤーは、顕微鏡を通した世界をテーマに2019年から毎年開催されている全世界の顕微鏡愛好家を対象とした顕微鏡画像コンテストです。4回目を迎える本年は、募集部門を拡大し、「自由部門」に加えて新たに「マテリアルサイエンス&エンジニアリング(材料工学)部門」を設け、作品を広く募集し、世界38か国から640点の応募がありました。
すべての応募作品を第一線で活躍する研究者がサンプルの新奇性や独創性などの”学術性”と、美しさやインパクトなどの”芸術性”の両面から審査し、「グローバル最優秀」、「マテリアルサイエンス&エンジニアリング(材料工学)部門最優秀」、「地域別(欧州、米州、アジア)最優秀」を選出しました。グローバル最優秀受賞者には賞牌および副賞として実体顕微鏡SZX7と顕微鏡用デジタルカメラDP28を贈呈します。
「第4回イメージ・オブ・ザ・イヤー」概要
- 募集部門: 自由部門、マテリアルサイエンス&エンジニアリング(材料工学)部門
- 審査員: Geoff Williams(米国・ブラウン大学)、Harini Sreenivasappa(米国・ドレクセル大学)、Rachid Rezgui(アラブ首長国連邦・ニューヨーク大学アブダビ校)、Urs Ziegler(スイス・チューリッヒ大学)、Yujie Sun(中国・北京大学)、Sarah Ellis(豪州・オリビア・ニュートン・ジョンがん健康研究センター)
- 募集期間: 2022年10月4日~2023年3月31日
入賞作品と受賞者の声
グローバル最優秀、マテリアルサイエンス&エンジニアリング(材料工学)部門最優秀の作品および受賞者の声を紹介いたします。
グローバル最優秀 「ヒトデの幼生」 Laurent・Formery(米国)
受賞者の声
2年前に本コンテストで入賞し、今回はグローバル最優秀を受賞しました。自分の技術の進歩を嬉しく思います。私は顕微鏡が好きで、共焦点顕微鏡の前で膨大な時間を過ごしてきましたが、今回、幸運にも素晴らしいサンプルと出会うことができました。私が研究する海洋無脊椎動物、主に棘皮動物(きょくひどうぶつ:ヒトデ、ウニとその仲間)は、魅力的な5つの対称性を持つ美しい生物です。どのようにして5部分を形作るかについてはまだほとんど解明されてなく、私の研究テーマとなっています。彼らの写真を撮ることで、私たちの海がいかに美しいか、そしてなぜ彼らについてもっと知り、保護することが重要なのかを伝える一助になれば嬉しいです。
材料工学部門最優秀 「いぼ治療用局所薬の結晶」 Shyam Rathod(インド)
受賞者の声
クリスタルアート顕微鏡写真は、芸術と科学の融合です。顕微鏡のスライド上に結晶の薄層を作成し、偏光顕微鏡などを使用して大自然が微小な時空に織りなす結晶の美しい色の質感やパターンを取得します。最適な領域を撮影しますが、対物レンズの倍率によってはサイズが約1X1ミリ以下になる場合もあります。ここ数年、こうしたアートに取り組み、自分の写真を世界に共有しています。
一般の方からのお問い合わせ先
イメージ・オブ・ザ・イヤー事務局:IOTY@evidentscientific.com
(イメージ・オブ・ザ・イヤー事務局の開設期間は2023年9月29日(金)までとなります。)
「イメージ・オブ・ザ・イヤー」ウェブサイト
EVIDENTについて
私たちは、オリンパスとして100年以上にわたり、顕微鏡の光学精度において業界標準を確立し、これまで見えなかったものを見えるようにしてきました。私たちEvidentは、優れた光学技術と最新のデジタルイノベーションを組み合わせた高度な画像ソリューションで、科学者や医師、エンジニアの皆さんが目に見えないものを明らかにするお手伝いをしています。
当社のライフサイエンスポートフォリオは、研究、臨床診断、教育をサポートし、基本的な明視野・暗視野顕微鏡から高度な蛍光分析、4D解析、デジタルパソロジーまで、幅広いイメージング手法を提供します。私たちは工業用顕微鏡において、日常的な検査から複雑な品質管理や製造分析まで、多様なタスクに対応するために設計されたレーザー走査、デジタルマイクロスコープ、半導体顕微鏡を通じて、精度と柔軟性を実現しています。
Evidentは、新しい治療法の推進や、製品の完全性の確保、未知の領域の探求において、隠れた答えを解き明かし、画期的なブレークスルーを新たに実現できる使いやすいツールを提供することにより、発見の新時代を築いています。
Evidentは東京に本社を置き、日本、米国、ドイツ、中国に研究開発・製造の拠点を有するとともに、世界中に事業拠点と専任の販売・サービス拠点を展開しています。詳細については、当社のウェブサイト EvidentScientific.com をご覧ください。
■会社概要
会社名:株式会社エビデント
本社所在地:〒163-0910 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス
代表者:社長兼CEO エリック アンダーソン
創業:1919年10月12日
設立:2021年11月30日
事業内容:生物顕微鏡、工業用顕微鏡、工業用内視鏡、非破壊検査機器、X線分析計等の開発、製造、販売及びソリューションの提供等に関する事業
会社URL: https://www.evidentscientific.com/ja/