エビデントが新製品IXplore™ IX85の発売を発表
倒立型リサーチ顕微鏡 ―Clearer Insights, More Discovery―
米国マサチューセッツ州ウォルサム、(2024年11月26日)ーエビデントはこの度、倒立型リサーチ顕微鏡IXplore™ IX85の発売を発表いたしました。これまでにない26.5mmの広視野をクリアに観察することができます。また、新規に設計されたユニットと組み合わせることで、従来よりも多くのデータを効率的に取得し、新たな知見をすばやく発見することができます。さらに、カスタマイズへの柔軟性が高く、お客様の目的に応じた多様なイメージングをサポートするオープンプラットフォームとなっております。
IXplore IX85 は、最新の光学系により視野全体を均一に照明し、ムラのない広視野画像取得が可能です。独自のディストーション補正技術と高いフラットネスにより、サンプルの端から端まで鮮明で正確な画像が得られます。また、インテリジェントシェーディング補正により、シームレスで高品質な貼り合わせ画像を自動的に生成します。
IXplore IX85 は、新規開発した画期的なシリコーンゲルパッドにより、対物レンズの操作における新たなスタンダードを確立します。シリコーンゲルパッドは対物レンズと一体化しているため、サンプルの移動に合わせて、オイルを拭き取ったり交換したりする必要がありません。
「比類なき視野数と新規に設計されたユニットを組合わせることで、IXplore IX85はこれまで以上に多くのデータを効率的に取得し、新たな知見をすばやく発見することができます」と、ライフサイエンスリサーチ部門プロダクトマネジメント・マーケティング担当バイスプレジデントである井上元樹氏は言います。「1フレームあたりの視野が広く、一度により多くのデータを含んだ画像が取得でき、さらに少ない枚数で貼り合わせ画像が取得できるため、ワークフローを効率化できます。実際に、従来システムと比較して必要な画像数が約50%となり、取得時間を大幅に短縮できます」
本システムは、データ取得、処理、解析の効率化のために設計された機能を複数有し、お客様のアプリケーションニーズに合わせて、直感的な操作でシームレスに使用できます。当製品の新しい自動球面収差補正機能は、カバーガラス厚のばらつきや容器の種類によって発生する球面収差を低減させ、高精細な画像を取得できます。
「IXplore IX85は、高いカスタマイズ性により、継続して最先端の技術への対応を可能にします」と井上氏は続けます。「さらに、左右に2つのポートを標準搭載しており、マルチモダリティーな構成が可能です。また、デッキユニットの追加や入れ替えにより機能をカスタマイズできます」
また、顕微鏡用培養装置やスピニングディスク共焦点ユニットのようなイメージングモダリティーを追加することで、研究ニーズに合わせてシステムをアップグレード、または拡張することもできます。
かつてない広視野でイメージングがより効率的になるよう新設計されたIXplore IX85 は、カスタマイズへの柔軟性が高く拡張性にも優れた次世代プラットフォームとして、お客様のさまざまなニーズに対応し、研究の可能性を拡げます。詳しくは、https://www.olympus-lifescience.com/microscopes/inverted/ixplore-ix85/.
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