次世代の装置搭載用対物レンズ ― 未来の装置設計のために

米マサチューセッツ州ウォルサム(2022年7月11日)— オリンパス株式会社のライフサイエンス部門と産業部門を統合して新たに設立された株式会社エビデントは、高NAと長作動距離を両立し、さまざまな検査用途に柔軟に対応できる、装置搭載用およびオリンパスの産業顕微鏡向けの対物レンズを新たに発売しました。

高性能対物レンズ

対物レンズは、顕微鏡の性能を左右する重要な要素です。新しいMXPLFLNシリーズ対物レンズでは、革新的な製造技術により、対物レンズの内部に組み込むレンズの数を増やすことに成功しました。これにより、3mmの作動距離を保ちながら、20倍と50倍の高解像度かつ高倍率の画像が得られます。また、表面が平坦ではない回路基板や半導体ウェハを検査する際に、対物レンズがサンプルに接触してダメージを与えるリスクを減らします。本製品は、明視野20倍/50倍、明暗視野20倍/50倍の4種類の対物レンズで構成されています。

装置設計に適した豊富なオプション

装置設計においては、装置に求められる要件を簡素化できるよう、さまざまな対物レンズや結像レンズの組み合わせから選択できます。スピードと柔軟性を高めるために、MPLFLNシリーズとして新たに2.5倍の明暗視野対物レンズが加わりました。また、装置搭載用の結像レンズのラインアップも充実しています。それぞれ透過率などの特性が異なるため、対物レンズと組み合わせてさまざまな用途に対応できます。

改良型のMIXスライダー

MIXスライダーによる指向性暗視野はMIX観察とも呼ばれ、暗視野と明視野、簡易偏光や蛍光観察などを同時に行えるユニークな観察方法です。新たに発売するU-MIXR-2は着脱可能なフィルターを備え、従来の蒼白色とフィルターを介した昼光色を選択できます。

当社の装置搭載用ソリューションの詳細については、EvidentScientific.comをご覧ください。

EVIDENTについて


私たちは、オリンパスとして100年以上にわたり、顕微鏡の光学精度において業界標準を確立し、これまで見えなかったものを見えるようにしてきました。私たちEvidentは、優れた光学技術と最新のデジタルイノベーションを組み合わせた高度な画像ソリューションで、科学者や医師、エンジニアの皆さんが目に見えないものを明らかにするお手伝いをしています。

当社のライフサイエンスポートフォリオは、研究、臨床診断、教育をサポートし、基本的な明視野・暗視野顕微鏡から高度な蛍光分析、4D解析、デジタルパソロジーまで、幅広いイメージング手法を提供します。私たちは工業用顕微鏡において、日常的な検査から複雑な品質管理や製造分析まで、多様なタスクに対応するために設計されたレーザー走査、デジタルマイクロスコープ、半導体顕微鏡を通じて、精度と柔軟性を実現しています。

Evidentは、新しい治療法の推進や、製品の完全性の確保、未知の領域の探求において、隠れた答えを解き明かし、画期的なブレークスルーを新たに実現できる使いやすいツールを提供することにより、発見の新時代を築いています。

Evidentは東京に本社を置き、日本、米国、ドイツ、中国に研究開発・製造の拠点を有するとともに、世界中に事業拠点と専任の販売・サービス拠点を展開しています。詳細については、当社のウェブサイト EvidentScientific.com をご覧ください。

EvidentおよびEvidentロゴは、株式会社エビデントまたはその子会社の商標です。
※対物レンズはBX53M、MX63、GX53顕微鏡に対応しています。

お問い合わせ先:
Michelle Gaynor
michelle.gaynor.ext@evidentscientific.com
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