作業者のやりやすさを心がけながら、不具合の再発防止策を構築

現在の仕事内容
― 原因を突き止め、不具合を未然に防止

顕微鏡の対物レンズ組立ての流れとして、まず金枠の中にレンズをはめ込み、その後レンズを正しい位置に調整するという工程があります。これは感覚による手作業が多いため、ベテラン作業者が担当しても、想定通りに見えないといった不具合がどうしても発生することがあります。私の主な仕事は、そういった不具合の調査を行うこと。問題が発生した時に仮説を立て、レンズ一枚一枚が指示通りに組立てられているかかどうかなどを職場に聞き込み、原因を突き止め、最終的には再発防止策をとるところまでを担当しています。ヒアリングの際、作業者から「ここがやりにくい」「もっとこうしたい」といった悩みや意見を聞くこともあるので、常に改善も心がけながら取り組んでいます。全体がうまく構築できて、作業者から「やりやすくなったよ」と声をかけられると、「信頼してくれている」と嬉しい気持ちになり、やりがいを感じます。