病理検査向けスライドガラス標本の画像データ化における作業効率の向上に貢献株式会社エビデント(本社:東京都新宿区、社長:エリック アンダーソン)は、病理検査向けにスライドガラス標本を画像データ化するホールスライドイメージングシステム「SLIDEVIEW VS-M1J(スライドビュー ヴイエス-エムワンジェイ)」※を2023年6月1日より国内で発売します。
ホールスライドイメージングシステムは、生検などで体から採取された組織のスライドガラス標本全体を高速かつ大量に自動でスキャンし、デジタル化するシステムです。また、ネットワークを介して共有することで、多人数や遠隔地の病理医が同時に同じ画像データ(ホールスライドイメージ)を観察できます。 ※ホールスライドイメージングシステム「SLIDEVIEW VS-M1J」は、販売名「エビデント VS-M1-IVD1」の愛称です。 製造販売元は(株)エビデントです。 ▪主な特長
▪発売の背景近年、病理検査の現場では、標本をデジタル化したホールスライドイメージが日常の検査やコンサルテーションなどへの活用に広がっています。病理検査においては、組織の色合いや細胞の形態変化は重要な評価要素であり、モニター上で高精細な画像を表示させることが求められています。また、日々大量のスライドガラスをデジタル化するため、作業を行う専門技師の負担軽減が課題となっています。 ▪主な特徴の詳細1. 高性能対物レンズ「X Line」をベースとした専用光学系により、顕微鏡観察と同等の検査をサポート高性能対物レンズ「X Line」をベースとした専用光学系により、倍率40倍相当の顕微鏡観察と同等レベルの色再現性のよい高精細な画像データを取得し、モニター上で全体像から細部までを顕微鏡のように拡大、縮小して観察することができます。これにより、より正確な観察と信頼度の高い検査をサポートします。
2. リアルタイムオートフォーカス機能により、病理スライドガラス標本の画像データ化に要する時間短縮に寄与リアルタイムオートフォーカス機能の向上により、画像データ化に要するトータル時間(スループット)を1時間あたり80枚以上※のスピードで実現しています。日々大量のスライドガラスを扱う病理検査の現場において、作業時間の短縮に寄与します。 ※スループットは各種条件によって異なります。数値は当社測定条件による参考値です。 製品内部 3. 立ったまま操作できる大型タッチスクリーンを採用し、病理検査の作業効率の向上に貢献大型タッチスクリーンを採用し、スライドガラス標本のスキャン設定、取り込んだ画像のチェック、送信などの操作が立ったままできるため、作業工程が多く、室内を移動することが多いとされる病理標本作製の作業効率向上に貢献します。 大型タッチスクリーンで立ったまま操作可能 ▪株式会社エビデントについてエビデントは世界の人々の健康と安心、心の豊かさを実現するため、医学的研究分野、インフラ設備の点検、製造現場における品質管理、消費材に潜んだ有害物質の検出など、さまざまな現場におけるお客様の課題解決や成果の向上に貢献しています。 ▪会社概要会社名:株式会社エビデント 2023年6月9日、販売名を追加しました。 ※掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。 |
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