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アルミ合金部品の熱処理不良-デジタルマイクロスコープによる多彩な観察方法

アプリケーション

金属材料加工において熱処理が適当でない場合には、デンドライトと呼ばれる異常結晶が発生することがあります。例えば、インゴットを棒材の径に引抜加工する際に、熱処理環境が変わり棒材中心部と周辺部とで再結晶化に差異が生まれた場合に、中心部の結晶粒径が大きいまま凝固する場合が考えられます。このデンドライトは部品の最終工程の一つである表面処理時に外観不良を引き起こしたり、この部分に応力が集中した場合に疲労亀裂の起点となったりする場合があります。

オリンパスのソリューション

オリンパスのデジタルマイクロスコープDSX1000は、EFI(焦点拡張機能)が標準搭載されており、エッチングで表面に微細な凹凸ができることによって面全体にピントは合わないような標本でも、簡単にすべての領域でピントを合わせることができます。またHDRによって常に最適なコントラストを得ることが可能で、粒子の形状測定が容易になります。さらに、金属組織検査で必要とされる主な光学顕微鏡観察法に対応しており、各種観察法からより最適な画像を選択することができます。

外観品質への影響
外観品質への影響

良品の金属組織結晶 微分干渉観察

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