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非接触・表面粗さの評価 - 面領域での画像取得

レーザー顕微鏡による微細形状測定

メモリーカード
メモリーカード

(1)アプリケーション

メモリーカードはmicroSDカードやXDピクチャーカードの他にも様々な大きさがあり、デジタルカメラや携帯電話、ICレコーダーなどの記録媒体として世の中に広く利用されています。これらのカードを機器本体にあるスロットに抜き差しして使用しますが、その際カードの表面の粗さが抜き差しする時のスムーズさに影響しその商品性に寄与します。

(2)オリンパスのソリューション

オリンパスの3D測定レーザー顕微鏡LEXTは高分解能かつ高精度な三次元形状測定と共焦点光学系による高解像でクリアな画像を取得することが可能です。従来の接触式粗さ計では1ラインの高さプロファイルしか得られないのに対し、LEXTではISO25178に準拠した粗さ(三次元)パラメーターを用い、非接触かつ面領域での評価を行うことができます。一見ランダムに見える凹凸は広く面で評価する方がより適しているので線粗さよりもより多くの情報量が得られます。また、オートステージを標準仕様としているので、座標を登録して連続撮影機能を使えば、面内の複数箇所のデータを容易に取得することが出来ます。

画像

(1)サンプルA (対物20× 実視野 640um)

測定箇所 1
測定箇所 2
測定箇所 3
Sq [µm]
Sa [µm]
Sz [µm]
Sku [µm]
1
3.5
2.897
26.501
2.518
2
3.766
3.033
30.446
2.966
3
3.626
2.955
25.5
2.741
平均
3.631
2.962
27.482
2.742
標準偏差
0.133
0.068
2.615
0.224

(2)サンプルB (対物20× 実視野 640um)

測定箇所 1
測定箇所 2
測定箇所 3
Sq [µm]
Sa [µm]
Sz [µm]
Sku [µm]
1
1.608
1.259
17.946
3.833
2
1.579
1.241
18.158
3.86
3
1.646
1.296
22.166
3.936
平均
1.611
1.265
19.423
3.876
標準偏差
0.034
0.028
2.378
0.053

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