共焦点レーザー走査型顕微鏡FV4000のよくある質問
Q : FV3000はまだ販売していますか?
A : FV3000は2024年3月に製造販売は終了しました。
Q : FV4000はFV3000に比べてどのように優れていますか?
A : FV4000はFV3000より大きく2つの特長で優れています。
1. イメージング性能に優れている
- S/N比が高い画像:当社の新しいSilVIR™ディテクター技術が用いられており、超低ノイズで高感度な画像を取得できます。
- 解像度の向上:FV4000はFV3000に比較してS/N比が向上しており、レゾナントスキャナーを用いた高速イメージングでも鮮明な画像を取得できます。
- 高速化:FV4000はFV3000よりも高S/N・高感度なため、スキャン速度を速めることができ、イメージングにかかっていた時間を短縮できます。
- 直線性強度ダイナミックレンジ:SilVIRディテクターは広いダイナミックレンジを持ち、サンプルからのシグナルの低い部分から明るい部分までを1つの画像内にて取得することができます。
標本作製、画像の取得・提供にご協力賜りました先生:Dr.Jeremy Vicencio, Stroustrup Lab and Dr.Nadia Halidi, Advanced Light Microscopy Unit, Centre for Genomic Regulation, Barcelona, Spain
2. 最先端技術
- 先進テクノロジー: 最新のSilVIR™ディテクターを備えたFV4000はFV3000よりも高い性能を有しています。
- アップグレード可能なプラットフォーム: FV4000顕微鏡のモジュール設計は、必要に応じてアップグレードできます。
またFV3000と同様に、FV4000は導入時以外でも定期的なオペトレなどの有料アフターサポーサービスなども提供しており、それらサポートでシステムを最大限利用できます。
Q : SilVIRディテクターはどのように他の検出器とは違うのですか?
A : SilVIRディテクターはシリコンPMT(SiPIM)と当社が特許を取得した高速信号プロセッシング技術を組み合わせています。その為、フォトンカウンティングによる高い定量性、高ダイナミックレンジ、低ノイズな画像を取得できます。また、時間経過による感度劣化や、ディテクター間による性能のバラツキがほとんどなく、各々のFV4000システムからも互換性の高い定量的なデータ取得が可能です。
Q : FV4000は超解像が可能ですか?
A : はい、FV-OSRという120ナノメートルの光学分解能を実現するソフトウェアオプションをご用意しています。
Q : FV4000の定量的画像データを提供するというのは、どういう意味ですか?
A : FV4000のSilVIRディテクターはフォトンカウンティングとワイドダイナミックレンジより、定量性の高い画像を取得できます。SilVIRディテクターは1ピクセルレベルでフォトンカウントできます。
Q : 購入後に顕微鏡をアップグレードできますか?
A : FV4000はモジュラーシステムのため、柔軟にアップグレードできます。例えば、必要に応じて追加でレーザーやディテクターを増設できます。MPEへもアップグレードできます。
Q : FV4000は3rdパーティ製品をアドオンできますか?
A : はい、インキュベーター、XY電動ステージ、ピエゾZドライブなど、様々な他社製品に対応しています。互換性について詳しくは、お近くの販売代理店までお問い合わせください。
Q : 共焦点顕微鏡は使い方が難しいイメージがあります。FV4000は使いやすいですか?
A : はい、従来の共焦点顕微鏡より使いやすいです。まず、通常の従来共焦点顕微鏡では必要となる複雑な調節が不要となりました。FV4000では、レーザーパワーを調整するだけで直ぐに画像取得できます。レーザーパワーモニターもあり、常に同じレーザーパワーを保っているかどうかを容易に確認できます。過去に取得した画像取得条件を呼び出せば、ワンクリックでそれと同じ撮影条件を設定でき、再現性のあるデータ取得が可能です。また、検出器のダイナミックレンジが非常に広いため、画像がサチレーションを防ぐことができます。
Q : FV4000は正立型も倒立型も両方あるのですか?
A : はい、倒立型や正立型、ステージ固定型(電気生理用)の正立型システムをラインアップしています。また、in vivoイメージング用の門型フレームシステムも提供しています。
FV4000で共焦点イメージング可能性の拡大を実現します。更なる情報と詳しい仕様、デモのスケジュールは、FV4000製品紹介ページをご覧になるかまたは販売部門に直接お問い合わせください。
*2022年に、オリンパスは科学ソリューション部門を分社化してEvidentとしました。