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ピストンリング側面の粗さ評価

ピストンリング

ピストンリング

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ピストンリングはピストンに取り付けられて、エンジンの燃焼室の気密性を保つ役割を果たします。シリンダーライナーと直接摺動するため、ピストンリングの側面の粗さは適正である必要があります。適正な粗さであれば、シリンダーライナーとのスムーズな動きが確保でき、また、摩擦による磨耗を最小限に抑えることができます。したがって、この部分の粗さはピストンリングの品質管理上重要となります。しかし、ピストンリングは薄いリング形状をしており、その側面を顕微鏡で検査する場合、冶具で縦方向に固定する必要があります。そうすると、サンプル全体の高さが高くなり顕微鏡のステージに載せると、対物レンズがサンプルにぶつかってしまいます。

冶具に固定されたピストンリング

冶具に固定されたピストンリング

オリンパスのソリューション

オリンパス3D測定レーザー顕微鏡による粗さ計測。
LEXTはサンプルの高さが最大210mmまで対応できるタイプの本体がラインアップされていて、冶具に固定されたピストンリングをステージに載せても観察測定を行うことができます。

商品の特徴

  1. 最大サンプル高さ210mmまで観察測定できる本体をラインアップしました。
  2. 従来機種の最大4倍のスピードで測定できる高速性を実現しました。
  3. 優れた解像度(平面分解能0.12um)による高精度測定を行うことができます。
  4. スタートボタンを押すだけで高精度データが取得できるスマートスキャン機能によって、測定者によるデータのばらつきが無くなります。
ピストンリング側面粗さ測定 ピストンリング側面粗さ測定
LEXTにセットされたピストンリング LEXTにセットされたピストンリング

ピシトンリング側面レーザー顕微鏡画像(対物レンズ50Xズーム1X)

ピシトンリング側面レーザー顕微鏡画像(対物レンズ50Xズーム1X)

この用途に使用される製品

LEXT OLS5500

白色干渉計搭載 3D 測定レーザー顕微鏡

  • ナノからサブミクロンまでのトレーサブルな高精度測定
  • レーザー顕微鏡、白色干渉計、フォーカスバリエーションの3つの機能を1台に搭載
  • レーザー顕微鏡および白色干渉計の双方で「正確さ」と「繰り返し性」を保証する世界初*のハイブリッドシステム
  • 白色干渉計では、従来のレーザー顕微鏡と比べて最大40倍の測定スループットを実現
  • 自社設計の光学技術により、あらゆる表面解析において信頼性の高い測定が可能
  • 直感的なインターフェースとスマートなワークフローにより、観察から測定までの一連の業務を効率化
  • PRECiV™ソフトウェアによる専門的な解析アプリケーションにも対応可能

*2025年10月時点、当社調べによる

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LEXT OLS5100

LEXT OLS5100は、非接触・非破壊で微細な3D形状の観察・測定が可能なレーザー顕微鏡です。 サブミクロンオーダーの微細な形状測定に優れ、スタートボタンを押すだけでオペレーターの習熟度に左右されない測定結果を得ることができます。 また、新開発の『実験トータルアシスト』により、実験計画作成からデータ取得・解析、分析・データ出力までを一括管理することで、人為的なミスを低減し、手戻りを防ぎます。ISO/IEC 17025認定校正に対応しています。

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