アプリケーションノート
レーザー顕微鏡によるオイルシール表面形状測定
オイルシール
アプリケーション
自動車で使用されるオイルシールは主に各ユニットの回転部の端面に取り付けられ、油漏れや小さな異物の浸入を防ぐ役割を果たします。したがって、その表面は取りつけ部を確実に封止ができるように形状、粗さが厳重に管理されています。オイルシールは一般的に材料がゴムであり、その表面形状を接触して測定すると、正確なデータ出にくい事があります。
オリンパスのソリューション
3D測定レーザー顕微鏡LEXTは、オイルシールの表面形状を非接触で測定することができます。
商品の特徴
- 非接触で測定できるので、被検物の材料が柔らかくてもキズをつける事がありません。
- 粗さを面で測定できますので、より正確なデータを取得することができます。
- 丸みのある形状の被検物でも正確なデータを取得することができます。
画像
表面のキズ形状測定 対物レンズ20X
関連製品
LEXT OLS5500
白色干渉計搭載 3D 測定レーザー顕微鏡
- ナノからサブミクロンまでのトレーサブルな高精度測定
- レーザー顕微鏡、白色干渉計、フォーカスバリエーションの3つの機能を1台に搭載
- レーザー顕微鏡および白色干渉計の双方で「正確さ」と「繰り返し性」を保証する世界初*のハイブリッドシステム
- 白色干渉計では、従来のレーザー顕微鏡と比べて最大40倍の測定スループットを実現
- 自社設計の光学技術により、あらゆる表面解析において信頼性の高い測定が可能
- 直感的なインターフェースとスマートなワークフローにより、観察から測定までの一連の業務を効率化
- PRECiV™ソフトウェアによる専門的な解析アプリケーションにも対応可能
*2025年10月時点、当社調べによる
LEXT OLS5100
LEXT OLS5100は、非接触・非破壊で微細な3D形状の観察・測定が可能なレーザー顕微鏡です。 サブミクロンオーダーの微細な形状測定に優れ、スタートボタンを押すだけでオペレーターの習熟度に左右されない測定結果を得ることができます。 また、新開発の『実験トータルアシスト』により、実験計画作成からデータ取得・解析、分析・データ出力までを一括管理することで、人為的なミスを低減し、手戻りを防ぎます。ISO/IEC 17025認定校正に対応しています。