測定とは

測定の定義

普段何気なく使っている測定や計測といった言葉にも、それぞれ違いがあり、ISOやJISなどで用語が定義づけされています。

こちらでは、国際計量計測基本用語ISO/IEC Guide99:2007が反映されている、最新版のJISZ8103:2019 の用語を中心に、定義やそれらに関連する機器についてご説明します。 なお、ISO/IEC Guide99:2007に収録されている用語には英語を記載しています。

測定と計測の違い

測定  Measurement

「ある量をそれと同じ種類の量の測定単位と比較して、その量の値を実験的に得るプロセス。*」であり、測定結果の値の記述、測定手順、校正された測定システムなどがあることが前提となります。

「計測」は物事を捉え、所期の目的を達成させること

計測

「特定の目的をもって測定の方法及び手段を考究し、実施し、その結果を用いて所期の目的を達成させること*」です。例えばある生産工程で製造した丸棒の直径を複数測定し、寸法の偏りやバラツキの大きさを求め、これを基に製造工程の改善の必要性の有無を判断するというような一連の行為を表します。

「平均値は設計値よりも、若干小さく、ばらつきは規格よりも大きいため、生産工程改善が必要である」

測定器と測定機の違い

測定器 Measuring instrument

測定を行うための器具装置などを指します。
指示測定器(マイクロメーター、電圧計など)又は実量器(ブロックゲージ、ものさしなど)*

測定システム Measuring system

「測定器と周辺装置とのセットを組み立てて調整したもの*」です。当社の測定顕微鏡STM7デジタルマイクロスコープ DSX20003D測定レーザー顕微鏡OLS5500などは、測定システムに分類されます。

測定機 Measuring machine

機械的運動を用いて測定するものを測定機ということがあります。
JIS Z 8103では「測定機」という用語は定義されていませんが、一般的には測定システムと同義で使われることが多いです。
* JIS Z8103:2019 から引用

国際単位系SI

元々世界では、様々な単位が使われていましたが、度々混乱が起きました。そこで、全世界の共通の単位SIが生まれました。

SIは「国際単位系」という意味のフランス語でLe Systeme international d’unitesの頭文字です。SIは、メートル条約に加盟する世界各国による国際会議で採択されました。
SIは7つの基本単位と組立単位、接頭語で構成されています。

基本単位

記号 名称 基本量
m メートル 長さ
kg キログラム 質量
s 時間
A アンペア 電流
K ケルビン 熱学力/温度
mol モル 物質量
cd カンデラ 光度

組立単位

接頭語

接頭語 乗数
テラ(T) 1012 1,000,000,000,000
ギガ(G) 109 1,000,000,000
メガ(M) 106 1,000,000
キロ(k) 103 1,000
ヘクト(h) 102 100
デカ(da) 10 10
1 1
デシ(d) 10-1 0.1
センチ(c) 10-2 0.01
ミリ(m) 10-3 0.001
マイクロ(u) 10-6 0.000001
ナノ(n) 10-9 0.000000001
ピコ(p) 10-12 0.000000000001