超解像イメージング
超解像顕微鏡システム
IXplore SpinSR
スピニングディスク型共焦点超解像システム
IXplore SpinSRシステムは、ライブセルサンプルの3Dイメージングに最適化された共焦点超解像顕微鏡です。IXplore Spinシステムと同様にスピニングディスクシステムを備え、光毒性と退色を抑えた高速3Dイメージングを行います。ただし、XY方向120nmの超解像画像を取得可能で、広視野、共焦点、超解像をボタン1つで切り替えられます。
- Olympus Super Resolution(OSR)によるXY方向120nmの鮮明な超解像イメージング
- 光毒性や退色を抑えることで、共焦点タイムラプスイメージングにおける細胞の長期生存を実現
- 2台のカメラを同時に使用した高速の2色超解像イメージング
- 開口数(NA)1.5* を有する世界初のプランアポクロマート対物レンズによる超解像イメージング
* 2018年11月時点。当社調べ。
Abbelight SAFe
単分子局在顕微鏡システム
- Super Resolution at the molecular level, down to 10 nm
- Access a range of SMLM modalities and TIRF with one system
- Use as a standalone system, or add on to an existing widefield or confocal microscope
- Intuitive software and expert support to get meaningful results quickly
* 日本では販売しておりません。
関連アプリケーション
オリンパス 超解像 IXplore SpinSR
蛍光顕微鏡は蛍光プローブを用いることで生体内の特定のタンパク質などを識別できます。蛍光顕微鏡の分解能は回折限界で決まるおおよそ200nmが限界とされ、それ以上細かい構造を観察することは不可能でした。オリンパスは独自の超解像技術(OSR: Olympus Super Resolution)による水平方向約120nmの分解能と共焦点効果で、クリアな超解像画像を取得できるソリューションを提供します。
高信頼性・高速撮像・低光毒性・深部観察を同時に実現する超解像イメージングシステムの原理
蛍光タンパク質研究の発展とともに、細胞や組織の特定の構造や機能を生きたまま観察できるライブ蛍光イメージングの応用が進んだことで、蛍光顕微鏡は生命科学研究に不可欠な存在となりました。その中でも、近年では、従来の光学顕微鏡では観察できなかった200nm(nm=10-9m)以下の微細な構造を観察できる様々な超解像顕微鏡法が開発され、生命科学研究の発展に寄与する新たなツールとして注目されています。しかし、超解像顕微鏡法はまだ発展途上であるため課題も多く、特にライブ蛍光イメージングへの適用は時間分解能や光毒性などの面で課題もあるのが現状です。また、多くの超解像顕微鏡法は演算処理を伴うため、画像データの信頼性(定量性)も注意すべき重要なポイントです。推定処理や空間周波数をシフトさせる画像処理では、本来標本には存在しない構造(アーティファクト)を作り出す可能性があり、誤った研究結果を招くおそれがあります。
TruSight™ SRアルゴリズムが共焦点スピニングディスク顕微鏡で超解像イメージングを実現する仕組み
EvidentのTruSight SRアルゴリズムは、オリンパス社の超解像技術(OSR)1を進化させた革新的な超解像技術で、IXplore™ IX85 SpinSR共焦点スピニングディスク型超解像顕微鏡に搭載されています。この技術は、ピンホールを最適化し、光学理論に基づく処理エンジンを用いて超解像イメージングを実現することで、共焦点顕微鏡の性能を向上させます。
TruSight SRは、適応型フィルター強度と3次元(3D)処理機能を組み込むことで、低SNR(信号対雑音比)画像におけるOSRの限界を克服します。この進歩により、蛍光シグナルが弱い生細胞イメージングなど、低SNR環境下における画質向上を実現します。自然な超解像画像を復元し、輝度値を維持することで、TruSight SRは、多様なアプリケーションにおける定量分析をサポートする一貫性のある画像データを実現します。
関連カテゴリ
超解像顕微鏡のよくあるご質問
超解像顕微鏡の用途は何ですか?
Evidentの超解像顕微鏡ソリューションでは画像解像度をどのように向上できますか?
対物レンズの分解能は、蛍光波長と開口数(NA)によって決まるので、高NAの対物レンズを選ぶことが画像解像度を上げる効果的な方法です。EvidentのX Line対物レンズとA Line HR対物レンズはその高い開口数が特長ですを誇ります。
生細胞の3D超解像イメージング時の解像度を上げるには、屈折率の不一致による球面収差を抑えることが重要です。エビデント当社のA Lineシリコーンオイル浸対物レンズは屈折率が生細胞に近いので、球面収差による影響を抑え明るく高解像度の3Dイメージングが可能になります。