発生生物学は、組織や器官が発達して成体となる過程を研究する分野です。モデル生物は、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、マウスなど多岐にわたりますが、その全体像を把握しながらも、組織や細胞の構造までを観察することが重要です。オリンパスのマクロズーム顕微鏡は、幅広いズーム倍率を備え、サンプルの全景から蛍光発現している細胞までをシームレスに観察することができます。また、共焦点レーザー走査顕微鏡は、高感度の分光検出器を搭載することで、高解像かつ高S/N比のマルチカラー蛍光イメージングに優れ、高精度の画像貼り合わせにより、対象となる細胞をマクロ画像上で探し微細構造をミクロ撮影することもできます。スピニングディスク型共焦点顕微鏡は、光毒性を抑えた高速イメージングが特徴で、生きたサンプルに適しています。