発生生物学は、組織や器官が発達して成体となる過程を研究する分野です。モデル生物は、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、マウスなど多岐にわたりますが、その全体像を把握しながらも、組織や細胞の構造までを観察することが重要です。オリンパスのマクロズーム顕微鏡は、幅広いズーム倍率を備え、サンプルの全景から蛍光発現している細胞までをシームレスに観察することができます。また、共焦点レーザー走査顕微鏡は、高感度の分光検出器を搭載することで、高解像かつ高S/N比のマルチカラー蛍光イメージングに優れ、高精度の画像貼り合わせにより、対象となる細胞をマクロ画像上で探し微細構造をミクロ撮影することもできます。スピニングディスク型共焦点顕微鏡は、光毒性を抑えた高速イメージングが特徴で、生きたサンプルに適しています。
関連するアプリケーション資料 (10)
発生生物学向けソリューション
フレーム
FV5000
共焦点レーザー走査型顕微鏡
- 革新的な技術がもたらす、驚異的な鮮明さ・スピード・信頼性
- SilVIR™ディテクターが、フォトンレベルの定量化、高S/N比を実現
- 比類なきダイナミックレンジで、信号スペクトル全体を捉え、輝度飽和を防止
- 高速2Kレゾナントスキャンと高解像8Kガルバノスキャンを1つのプラットフォームに統合
- FLUOVIEW Smart™ソフトウェアが、直感的な操作とAIによる自動化で使いやすさを向上
- TruResolution™自動補正環が、20種類以上の対物レンズに対応し、最適な自動調整を実現
- 最大10本のレーザーラインと将来的な多光子アップグレードに対応するモジュール設計
- レーザーパワーモニター(LPM)が、照射の安定性と再現性のある結果を長期にわたり実現
FV5000MPE
多光子励起レーザー走査型顕微鏡
- コンパクトなファイバーピグテール型レーザーにより、散乱組織内での深部定量イメージングを実現
- 最大3本のMPEレーザーによる同時励起で、ミリメートル単位の深部撮影が可能
- SilVIR™、TruAI、TruSight™技術が、卓越したS/N比と鮮明な画像を提供
- MPEに最適化された対物レンズ、TruResolution™自動補正環、自動IRレーザーアライメントにより、シャープなフォーカスを維持
- FV5000システムのアップグレードとして、またはMPE専用のフルシステムとして提供可能
- 高度な多光子アプリケーションに対応する、可変波長レーザー構成を選択可能