製薬企業の研究部門では、動物実験の代替やより精密な効果を判定するための手段として様々な細胞モデルが使われており、近年特に生体組織を模したスフェロイドやオルガノイド・Body-on-chipと呼ばれる3D化したモデルが使われるようになってきました。そのため、オリンパスは従来の明視野での観察だけではなく、共焦点顕微鏡や多光子励起顕微鏡など標本を断層的に捉え3D構造の高精細な観察が可能なソリューションを提供しています。また、細胞モデル構築の準備のためには細胞の品質やその数を一定に保つ事が非常に重要であるため、細胞培養ソリューションも提供しています。さらには、薬効・薬理の解析のために組織切片の全体の画像を高速・高精細に取得し高精度に解析できるスライドスキャナー・解析ソリューションも提供しています。