製薬企業の研究部門では、動物実験の代替やより精密な効果を判定するための手段として様々な細胞モデルが使われており、近年特に生体組織を模したスフェロイドやオルガノイド・Body-on-chipと呼ばれる3D化したモデルが使われるようになってきました。そのため、オリンパスは従来の明視野での観察だけではなく、共焦点顕微鏡や多光子励起顕微鏡など標本を断層的に捉え3D構造の高精細な観察が可能なソリューションを提供しています。また、細胞モデル構築の準備のためには細胞の品質やその数を一定に保つ事が非常に重要であるため、細胞培養ソリューションも提供しています。さらには、薬効・薬理の解析のために組織切片の全体の画像を高速・高精細に取得し高精度に解析できるスライドスキャナー・解析ソリューションも提供しています。
関連するアプリケーション資料 (23)
創薬支援向けソリューション
フレーム
FV5000
共焦点レーザー走査型顕微鏡
- 革新的な技術がもたらす、驚異的な鮮明さ・スピード・信頼性
- SilVIR™ディテクターが、フォトンレベルの定量化、高S/N比を実現
- 比類なきダイナミックレンジで、信号スペクトル全体を捉え、輝度飽和を防止
- 高速2Kレゾナントスキャンと高解像8Kガルバノスキャンを1つのプラットフォームに統合
- FLUOVIEW Smart™ソフトウェアが、直感的な操作とAIによる自動化で使いやすさを向上
- TruResolution™自動補正環が、20種類以上の対物レンズに対応し、最適な自動調整を実現
- 最大10本のレーザーラインと将来的な多光子アップグレードに対応するモジュール設計
- レーザーパワーモニター(LPM)が、照射の安定性と再現性のある結果を長期にわたり実現
FV5000MPE
多光子励起レーザー走査型顕微鏡
- コンパクトなファイバーピグテール型レーザーにより、散乱組織内での深部定量イメージングを実現
- 最大3本のMPEレーザーによる同時励起で、ミリメートル単位の深部撮影が可能
- SilVIR™、TruAI、TruSight™技術が、卓越したS/N比と鮮明な画像を提供
- MPEに最適化された対物レンズ、TruResolution™自動補正環、自動IRレーザーアライメントにより、シャープなフォーカスを維持
- FV5000システムのアップグレードとして、またはMPE専用のフルシステムとして提供可能
- 高度な多光子アプリケーションに対応する、可変波長レーザー構成を選択可能